都立石神井公園と周辺エリアで5月29日、「照姫まつり」が開催される。
練馬の春の祭典として親しまれている同祭は今年で29回目。最大の見どころは、主役三役と呼ばれる照姫、豊島泰経(やすつね)、奥方を中心に、華やかな衣装を身にまとった姫や勇ましい鎧(よろい)姿の武者などで構成する約100人の時代行列。
行列の主役となる三役は区民対象の公募を経て、1月のオーディションで決定した。第29代照姫役は平田こころさん、豊島泰経公役は黒田哲也さん、奥方役をは大森貴恵さんがそれぞれ演じる。三役以外の姫や武者も応募者の中から選んだ。
時代行列は一日3回。1回目は11時15分に野外ステージで出陣式を行った後、13時10分に中之島の対岸から出発。石神井公園駅周辺へ向かう。2回目は14時5分に同駅会場を出発し再び中之島の対岸まで戻る。3回目は14時55分に出発し野外ステージまで帰還するコースを練り歩く。その後帰還式を行う。
区の友好都市で大河ドラマ「真田丸」の舞台である長野県上田市から、真田の甲冑隊も時代行列に参加するほか、特設ステージでは信州上田真田陣太鼓保存会が迫力ある演技を披露する。会場では、上田市の特産、名産品の販売も行う。
同祭開催に伴い駅周辺では9時~17時、交通規制を行う。同駅南口のバス停留所は同園駐車場に移転する。
開催時間は10時~15時30分。小雨決行。