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練馬区民事務所にタブレット通訳システム導入 外国人住民へのサービス向上へ

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 練馬区役所本庁舎1階の練馬区民事務所に6月1日、タブレット端末を使った通訳システムが導入された。

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 日本語の理解が困難な外国人住民の住民登録などの手続きを円滑に行うことを目的にした同システム。タブレット画面を通じて外国人住民とオペレーター、区職員の三者の会話が可能になる。

 設置台数は1台。対応言語は、外国人住民の国籍の割合に応じて英語、中国語、韓国語、ベトナム語の4言語を選定した。これまでは通訳コールセンターを介して手続きを行っており、平均7分程度の処理時間を要していた。言語の問題のほか、外国人特有の複雑な事務処理が重なり、窓口対応が円滑に進まないことが理由という。

 今回のシステム導入で、実際に区民とオペレーターが顔を合わせて話をすることができるほか、細やかなニュアンスを直接伝えることができるようになり、手続き時間を半分程度にまで短縮することが期待できるという。

 練馬区の外国人住民人口は1万5326人(5月1日現在)で、昨年同月から1269人増えており、区では今回のシステムをはじめ区民サービスのさらなる充実に努めていくとしている。

 対応時間は8時30分~19時(土曜は9時~17時)。

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