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練馬文化センターで太鼓コンサート 聴覚障がい者向けに楽しめる工夫も

太鼓集団「天邪鬼(あまのじゃく)」の演奏の様子

太鼓集団「天邪鬼(あまのじゃく)」の演奏の様子

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 練馬文化センター(練馬区練馬1)小ホールで9月3日、「太鼓集団 天邪鬼(あまのじゃく) 30周年記念公演 ひとすじの道」が開かれる。

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 練馬区内に拠点を置き、国内やアメリカ・ヨーロッパ・中南米・アジアなど約50カ国におよぶ海外公演などで活躍する同団体が、迫力ある太鼓を披露する。プログラムは主に同団体オリジナルの曲を演奏するほか、今回は和太鼓演奏に加え、水墨画、しの笛、津軽三味線、尺八とも特別共演する。

 1986(昭和61)年12月設立の同団体。伝統芸能の和太鼓に現代的要素を取り入れ、新たな和太鼓音楽の確立を目指し、音楽的挑戦を続ける和太鼓プロ集団。公演のほか、東京スカイツリータウンオープニングセレモニー、国立劇場「日本の太鼓」やテレビ出演、CD・ビデオ制作など和太鼓に関するさまざまな活動を行っている。昨年10月には、区内で活動する太鼓チームらと同施設で演奏を披露している。

 「体まで振動が響く和太鼓は、耳の不自由な人も楽しめる」(同施設担当者)といい、当日は手話や振動が伝わりやすくする直径20センチ程度で柔らかく厚みのあるビニールのボールを用意する(要予約)。「今年4月、『障害者差別解消法』が施行されたこともあり、今後ますます障がい者の人にも同施設へ来やすい工夫をしていきたい。そんな中で今回は聴覚障がいの人向けに、初の試み」とも。

 チケット料は、一般=4,500円(全席自由)、先行割引=3,500円(全席指定、先着250人)。障害者手帳提示で半額チケット(先着50人)も用意する。チケットは同施設で販売している。

 「障害者差別解消法」は、全ての国民が障がいの有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に向けて、障がい者差別の解消の推進を目的として制定されたもの。

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