西武鉄道が9月8日、来年春から運行を予定する新型通勤車両「40000系」を発表した。
西武グループのコーポレートカラーを基調にしつつ、沿線風景や自然を感じさせるカラーリングを採用した同車両。デザインだけでなく、車内も快適に過ごせる工夫を施す。
車内では「SEIBU FREE Wi-Fi」と電源コンセント(主にクロスシート時に使用)、空気清浄機「プラズマクラスター」導入。中づり広告をなくし、広告用デジタルサイネージを使用する。17インチディスプレーを2面横に並べ、1両あたり12~16面(1編成あたり合計156面)を設置し、視認性向上を図る。
通勤車両としてだけでなく、観光車両として利用できるよう一部の編成でクロスシートとロングシートに転換できる車両を同社で初めて導入し、長距離区間でも安心に利用できるようトイレも備える。そのほか車いすやベビーカー、買い物・旅行などで大きな荷物を持った利用客にも快適に利用できるスペース「パートナーゾーン」も設置する。
来年春からの運転に伴い、同社では80両を導入する予定という。