西武鉄道は9月16日、「浮世絵」をモチーフにしたポスターによるマナーアップキャンペーンを始める。「新鮮で分かりやすく、外国人の利用客にも興味を持ってもらうよう企画した」という。
今回のテーマは「座席の座り方」。秋の行楽シーズンに普段あまり電車を利用しない観光利用客が主なターゲット。日頃、利用者から寄せられた声と車内迷惑行為アンケート調査で上位にあ挙げられたものをテーマに選んだ。
ポスターデザインは「浮世絵」をモチーフにし、座席に荷物を置いて寝そべったり、本やスマホに夢中になり座席いっぱいにくつろいだりするなどの「電車内迷惑図絵」を表現。「車内マナーに対する気付きにつなげ、お客さまが互いに気遣い、快適に車内を利用いただけることを目指し制作した」と同社広報担当者。
駅ポスター、中づりポスターは駅構内・車内に掲出するとともに、車内のデジタルサイネージなどには動画を順次掲出する。一部の駅では同社社員がマナー向上の呼び掛けを行うとともに、啓発グッズの配布を予定する。