江古田駅近くの武蔵大学・50周年記念ホールで6月3日、「持続可能で安全・安心なスマートシティ、エコライフを目指して」をテーマにしたイベント「若者と市民の環境会議」が開催される。主催は環境教育支援プロジェクト、武蔵大学。
同イベントは、若い世代に環境についての取り組みに興味を抱いてもらうことを目的に、同プロジェクトの代表、谷口紀昭さんが企画。今回で7回目となる。
もともとボランティアなどで環境について取り組んでいた谷口さん。「もっと専門的な勉強を」と練馬区武蔵大学特別聴講生制度を利用し、1年間同大で環境に関する講義を受けた。「学んだことを地元に還元したい」と同イベントを企画した。
当日は、午前の部、午後の部に分け、午前の部は、同大で行っている「江古田ミツバチ・プロジェクト」の見学など大学構内のエコツアーを実施。午後の部は、環境活動に取り組む学校・企業・行政などから招かれたゲストによる活動内容の発表会を開く。途中、武蔵野音楽大学生による演奏も予定する。
各発表時間は10分間で、「活動内容の要所要所を伝える内容になっているのが特徴」と谷口さん。「1日にさまざまな環境活動を知ることができるので、参加すればきっと興味のある活動が見つかると思う。イベントの最後には交流会を予定しており、興味のある活動があれば各自つながりを持ってもらえれば。しかも武蔵大学特産のおいしいハチミツ名品の試食付き」と参加を呼び掛ける。
「友達からはそんな手間のかかることをしないで、有名人を呼んで2時間の公演を企画するほうが楽じゃないか、と言われたこともあった」と谷口さん。「このスタイルの方が、参加者も今後のつながりができやすく、各団体が行う活動も広まっていくきっかけになる。双方にとっても良い結果になる」と経緯を説明する。
開催時間は、10時~12時、13時~16時30分。雨天の場合、「ミツバチ園」の見学は中止。参加無料。事前申し込み不要。