としまえん(練馬区向山3)で8月4日、「のぶニャがの野望」(コーエーテクモゲームス)をテーマにした体感型ゲーム「のぶニャがの野望 としまえん-夏の陣-」が開催された。主催はクリエーターチーム「PKシアター」。
同チームで今回のゲーム監督を務めた伊藤秀隆さんは「ずっと戦国シミュレーションをリアルのゲームにしたいと考えていた」と話す。
当日は、1チーム2人で行った(最大1チーム6人)。チーム名は「さニャだ幸村」「北条うじニャす」などゲームに登場するキャラクターで、東西に分かれ優勝を目指す。
前半の40分は謎解きで、園内に点在するレベル1~4までの問いに答えることで兵糧ポイントを獲得。そのポイントを使って後半の合戦が有利になる「奥義カード」と交換することができる。
合戦は、5~10の6枚の「数字カード」を使って21に近い数字を作れたチームが勝ちとなる。1試合3本勝負で、「数字カード」も「奥義カード」も一度使うと使用できなくなるため、カードの組み合わせと作戦が肝となる。
前半と後半を分けたことに「普段、舞台などの演出をしているため通常の脱出ゲームのように謎解きだけで終わるのではなく、もっとゲーム性を持たせた変化球が必要だと思い考案した」と伊藤さん。「実際行ってみるといろいろと大変なこともあるが、今後につながる方法だと思う」とも。
合戦中、雨に降られる場面もあったが「奥義カード」で勝敗が決まると参加者は一喜一憂し盛り上がった。決勝は、同園でコスプレイベントを主催するJFCチームと練馬経済新聞チームによる一騎打ちに。結果、奥義カードをうまく使ったJFCチームが優勝した。