練馬駅南口近くに北欧家具・輸入雑貨店「halnobi（ハルノビ）」（練馬区豊玉北5、TEL 03-3948-4352）がオープンして間もなく2カ月を迎える。

　もともと一般企業や会計士事務所に勤めていた店主の岡崎圭子さん。家具のリサイクルショップを経営する父親が病を患ったことがきっかけで将来について考えるようになり、自らも家具好きだったことから昨年8月に独立し12月に同店を開いた。「不安はあったが、あの時起業しておけばよかったと後悔したくない。東日本大震災のボランティアで出会った方々から、つらい状況下で挑戦する精神や思いやる気持ちを教わり起業に迷いがなくなった」と話す。

　店舗は、両親のリサイクルショップで使っていた倉庫をリフォーム。店内には1950年代に北欧で製造されたテーブル・チェア・チェストなどのビンテージ家具を中心に、輸入雑貨、国産の家具などを取りそろえる。

　「50年代の北欧家具は非常にコンパクトで、日本の住宅事情にもぴったり。北欧の人々は家具を大事に使うから状態も良く、傷や汚れがあってもそれがかえって深みを出してくれる」と岡崎さん。「安いものを買うよりも、一生大切に使える家具の良さを伝えていきたい」という。

　「実は私、宇宙が好きなんです」と岡崎さん。店内の一部商品は宇宙に関連した雑貨・新聞・雑誌などを取りそろえている。「『2001年宇宙の旅』などの映画ポスターもあるが、店のコンセプトとずれてしまうのでディスプレーしていない。興味があれば声を掛けてほしい」とも。

　営業時間は11時～19時。水曜と第1・第4木曜定休。