練馬区は11月29日、公式アニメキャラクター「ねり丸」の年賀状デザイン4種類のダウンロードサービスを始めた。
同区は日本初のカラー長編アニメーション映画の「白蛇伝」(1958年)や30分連続テレビアニメ「鉄腕アトム」(1963年)が制作された日本の商業アニメ発祥の地であり、現在も区内にアニメ関連企業が90社集まる最大の集積地となっている。「アニメ・イチバンのまち 練馬区」をキャッチコピーに区内外に向け積極的にPRしている。
同年賀状は、全国に「アニメ・イチバンのまち 練馬区」とそのキャラクター「ねり丸」をPRすることが狙い。
年賀状のデザインは昨年までの3種に新たに1種を加えた。新しいデザインは、馬をモチーフにしている「ねり丸」と来年の干支(えと)にちなんでびょうぶの前で「ねり丸年」を祝うもの。そのほかのデザインは、「ねり丸」が鏡餅に扮(ふん)しているもの、「ねり丸」が富士山をバックに飛んでいるもの、「ねり丸」が区内の街並みを歩いているもので、いずれも「ねり丸」らしい一コマを切り取ったデザインとなっている。
同年賀状はホームページからダウンロードできる。無料。
2011年3月に誕生したねり丸は、ツイッターの発信や短編アニメーションの公開などにより区内外で着実にファンを増やしている。先日開催された「ゆるキャラグランプリ2013」では、全1580キャラクター中45位という好成績を収めた。イベントへの出演も増え、グッズの販売も好調。区では「キャラクターのパワーで地域をさらに活性化していきたい」と考えている。