菊池建設(西東京市)は現在、人手不足に悩む建設業界をかっこよくPRしたいと制作したドラマ風映像「テッペンからの景色~職人、3650日のキセキ~」をユーチューブで配信している。
東京オリンピック、復興建設、マンション建設ラッシュなど空前の需要が発生している建設業界だが、実際の現場では若手の人手不足や後継者不足が深刻化しているという。同映像は、「きつい、辛いというイメージの建設業界だが、実際はかっこいい職人が多い。今の若い人たちに職人のかっこよさをもっとPRしたい」と菊池俊一社長が自ら音頭を取り制作に取り組んだもの。
ストーリーは、職人として生きる主人公の青年が独立するまでをドラマ仕立てで爽やかに描いており、本編中には同社が手掛ける実際の現場や職人が働く様子が随所に登場する。主人公は本川迅さん、ヒロインはシンガー・ソングライターの神田莉緒香さんが出演し、劇中歌には神田さんの歌を採用した。
映像を見た同社スタッフは「当社のプロモーションVTRとは全く別物。全国の建設業界の職人さんにフォーカスを当てた作品になっている」と話す。
「今後も若い人たちに『かっこいい職人を目指したい』と思ってもらえるようPRしていきたい。今回は当社1社で制作したが、もっと業界全体で盛り上げていく必要がある。このウェブ映像は、反響次第で第2弾も考えたい」と菊池社長。