来年3月に完成予定の大泉学園駅北口ペデストリアンデッキに設置するキャラクターモニュメント5体が決定した。
練馬区では、ジャパンアニメーション発祥の地・大泉学園駅周辺をアニメの街の玄関口として整備する事業を進めている。同施設は、現在進められている再開発事業に併せて新しく設置されるもので、そのデッキ上にアニメデザイン空間を整備する。アニメを生かした街づくりにより、街の活性化、にぎわいの創出を図ることが目的。
設置が決まったのは「鉄腕アトム」(手塚治虫)より「アトム」、「銀河鉄道999」(松本零士)より「メーテル」「星野鉄郎」、「あしたのジョー」(高森朝雄、ちばてつや)より「矢吹丈」、そして「うる星やつら」(高橋留美子)より「ラム」。
いずれも原作者が区内で創作活動を行っており、まさに区ゆかりのキャラクターが勢ぞろいする。原作者の違うキャラクターが競演するのは珍しく、区民に愛され、世界中から注目されるスポットとなることを目指すという。
「マンガ原作からアニメが盛んになっていった背景もあり、このような形で実を結ぶことはとても喜ばしい」(ちばてつやさん)、「終の棲家である地でアニメデザイン空間の整備が始動したことをうれしく思う。大泉がますます発展していくことを願う」(松本零士さん)と期待の声を寄せる。
モニュメントは等身大のブロンズ製を予定し、ほかにもアニメ年表の設置や壁面のデザイン化などを予定している。