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石神井のうどん店とイクメングループが食育プロジェクト-種まきからうどん打ちまで

弾力を確認する子どもたち

弾力を確認する子どもたち

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 練馬区立石神井公園ふるさと文化館内のうどん店「むさしの エン座」(練馬区石神井町5、TEL 03-3995-1577)で9月15日、「ねりパパ食育推進うどんプロジェクト」のキックオフイベントとして、うどん打ち体験が開かれた。

うどんの足踏みを体験

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 同イベントは、「練馬イクメンパパプロジェクト」(通称=ねりパパ)がうどんを使った食育プロジェクトとしてスタートしたもので、練馬の食文化を子どもたちに継承できる環境を普及することが目的。同グループ代表の森健也さんが練馬区報で紹介された際、同店店主・加藤智春さんが声掛けしたことがきっかけ。

 この日は同グループの10家族が参加。初めに加藤さんが練馬区とうどんの関係について話した。「昔、練馬を含む東京西部では小麦を育て、冠婚葬祭などでうどんを食べる習慣があり、実は練馬のソウルフードはうどんだった」と加藤さん。「武蔵野うどんと呼ばれているが、現在の武蔵野市という訳でなく、東京西部で広く食べられていたうどんを総じて呼んでいたものだろう」とも。

 うどん打ちでは、加藤さんが見本を見せた後、それぞれうどん打ちに挑戦。子どもたちは真剣に手でこね、足踏みを行った。徐々に弾力が変わっていく様子に「すごい」「硬くて踏めなくなった」などの声も。

 今後は、一年を通して石神井台の畑で小麦を育て、収穫した小麦粉でうどん打ちを行う予定。「小麦は育てるのが大変なことから、だんだん小麦を育てる農家が減り、ここ40年は作られていなかった。今回、自分たちで収穫した小麦粉でうどんを打つことで、もっとうどんが身近に感じられるだろう」と加藤さん。

 同店の営業時間は11時~15時30分(うどんが無くなり次第終了)。月曜(祝日の場合は翌平日)・第1火曜定休。

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