練馬区立仲町小学校で10月24日、乳がんの検診を促す出張講座が行われた。
当日は、同校PTAの母親たち18人が参加。講座のために乳がん体験者のグループ「あけぼの-NERiMA-」が作成したDVDを使った「乳がん検診から治療まで」の講義から始まり、保健師と乳がん体験者による講話、乳がん触診モデルを使って乳がんの「しこり」を実際に触れる「自己触診の体験」などが行われた。
乳がん体験者である西貝圭子さんは講話で、「乳がんは命に関わる病気。子どものことならすぐに検査したり病院に行ったりするのと同じように、自分の体にも気を付けてもらい、検診の案内が来たらぜひ受診してほしい」と話した。
参加者は「乳がん検診を受けたり、乳がんのことを知ったりする機会がなかったので、とてもありがたかった。がん体験者の話が印象的で、自分も体を大事にしようと思った」と話していた。
同団体は、乳がんにかかりやすい年代が多く集まる小中学校のPTAなどの集まりへの出張講座を区に提案した所、採択され開催に至った。今後も活動を継続していく予定という。