![自然アートワークショップの作品](https://images.keizai.biz/nerima_keizai/headline/1415775549_photo.jpg)
練馬区羽沢の「こどもの森」予定地で11月8日、開園に向けた自然アートワークショップが開催された。
同区内には樹林地や農地などがまだ多く残っており、緑被率は23区で1位。区では同地の今ある緑を残し、子どもたちが自然の中で遊びができる施設「こどもの森(仮称)」として整備し来春の開園を予定している。同イベントは、こうした「みどりの資源」を生かして子どもたちが自由に遊ぶことができる遊び場作りを応援していく取り組みの一環。
当日は親子連れや近隣の子どもたちなど45人が参加。アウトドア雑誌「BE-PAL」で連載をもつアウトドアプロデューサー長谷部雅一さんが木の枝を動物に見立てるなどユニークな説明を交えながら植物などの観察会を行った。
日本大学芸術学部デザイン学科の桑原淳司教授と笠井則幸准教授は「妖精」をテーマに、観察会で見つけた木の実などの自然素材を使ったアートワークショップを実施。子どもたちの自由な発想を引き延ばすワークショップが好評だった。
親子で参加した母親は「いつもはどんぐりなど集めて終わりだけど、今日は木の枝や葉っぱ、絵の具や毛糸なども使った作品づくりが斬新だった。先生のアドバイス一言で想像を超えた作品ができて、大人も一緒に楽しめた」と話した。子どもたちからは「のりで葉っぱとどんぐりをくっつけて妖精を作ったのが楽しかった」とイベントを満喫していた。