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石神井で「富士山」展-銭湯絵師による公開制作も

冨嶽三十六景 山下白雨 神奈川県立歴史博物館蔵 

冨嶽三十六景 山下白雨 神奈川県立歴史博物館蔵 

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 石神井公園ふるさと文化館(練馬区石神井町5)で1月24日から、特別展「富士山-江戸・東京と練馬の富士-」が開かれる。

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 練馬区内には、江古田の富士塚(国指定重要民俗文化財指定)をはじめ、5つの富士塚が残っているほか、富士講(こう)によって寄進された奉納物も多く残されており富士山とのつながりも深い。

 同展では、「江戸・東京の人々と富士山との関わり」「富士信仰の流行と練馬の富士講」「観光地としての富士」などのテーマに分け、江戸・東京や練馬の人々と富士山との関わりを紹介する。地誌や記録などの文献資料、「冨嶽三十六景」や「不二三十六景」などの浮世絵、黄表紙や滑稽本などの版本、区内や山梨県富士吉田市の御師(おし)宅に残る富士講装束や富士講による奉納物などの民俗資料など合わせて約250点の資料を展示するほか、事前募集した区内から写した富士山の写真108点のスライドショー上映も行う。

 関連イベントとして2月1日、日本に3人しか存在しない銭湯絵師のひとりである中島盛夫さんによる銭湯絵の公開制作を行う。横5メートル、縦2メートルという銭湯の壁面大のキャンバスに、中島さんが雄大な富士山を描く姿を間近で見学できる。このほか、江古田の富士塚の見学会や学識経験者による講演会など、さまざまな企画を用意する。

 開館時間は9時~18時。観覧料は一般=300円、高校・大学生=200円、中学生以下・75歳以上無料。月曜休館(祝日の場合は翌日)。3月15日まで。

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