練馬区内フラワーショップ22店などで5月8日、 母の日に合わせた乳がん検診の啓発キャンペーンが行われる。
同キャンペーンは乳がん体験者のグループ「あけぼの-NERiMA-」と区が協働実施するもの。乳がんり患率が高い30歳代後半の女性は、子育てや仕事で忙しく、検診になかなか足が向かないことが多いという。そこで同団体は、母の日に母親に感謝を込めた花と共に、乳がん検診を勧めるメッセージを届けることを企画、昨年から区と協働で実施している。
母の日はフラワーショップにとって繁忙日だが、趣旨を説明するなどして企画への賛同を呼び掛けた。2回目の実施となる今回は、区内22店の協力を得て実施する(昨年は7店)。
当日は、フラワーショップのほか、としまえんと西武池袋線・練馬駅前で、乳がん検診受診を促すメッセージ入りのティッシュを配布する。同団体の西貝圭子さん(区内在住)は、「母の日にキャンペーンを行うのは、『お母さんの健康が家族の笑顔を作る』という思いがあるから。少しでも多くの方に乳がん検診の大切さを届けたい」と話す。
同団体は、乳がん患者会「あけぼの会」のうち、同区の在住メンバーが中心となったグループ。乳がんの早期発見・早期治療の大切さを伝える活動を行っている。同区の乳がん検診の受診率は2014年度で21.2%と低迷しており、5人に4人が検診を受けていない状況となっている。
開催時間は10時~12時30分。