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石神井公園周辺の魅力を映像で振り返る 石神井で文化講座

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石神井公園ふるさと文化館(練馬区石神井町5)で9月10日、文化講座「石神井文学散歩」が開かれる。

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歴史・民族・自然など、さまざまなテーマで行う同講座。今回は、多くの文学者や作品のゆかりの地ともなっている石神井公園周辺の魅力を、映像を使って紹介する。

江戸時代から、森と水の美しい景勝地として知られた同エリア。俳人たちの吟行(ぎんこう)の場であったり、昭和前期には太宰治、檀一雄といった作家たちが石神井に集まり、その若い時代の交友を深めたりしたという。戦後は多くの作家が石神井に住むようになり、「石神井文士」という言葉も生まれた。

近年では、作家や美術家、評論家、学者など地域の文化人が結集し、住民のためにさまざまな催しを行った自主的文化団体「石神井談話会」の活動もあった。

石神井が登場する文学作品は、江戸時代の「遊歴雑記」「嘉陵紀行」、高浜虚子「武蔵野探勝」、檀一雄「リツ子・その愛」「リツ子・その死」、五味康祐「指さしていふ」、眞鍋呉夫「天馬漂泊」、庄野潤三「静物」など。現代では高橋源一郎さんの小説「ゴヂラ」に登場するほか、漫画「ど根性ガエル」の作者・吉沢やすみさんも石神井に住み、当地を思わせる描写が作品に登場する。

開催時間は14時~16時。入場無料。定員100人(申し込み順)。

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