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練馬・中村橋で「全児童自動館2」製作発表-次作は中高生が制作

普段の雰囲気で和気あいあいと行われた製作発表

普段の雰囲気で和気あいあいと行われた製作発表

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 西武池袋線・中村橋駅近くの中村児童館(練馬区中村2)で6月2日、中高生とアーティストによる映画「全児童自動館」の特別試写会が行われ、中高生から「全児童自動館2」の製作発表が行われた。主催は東京都、東京文化発信プロジェクト室(東京都歴史文化財団)、練馬区教育委員会、アーティスト・イン・児童館実行委員会。

製作発表後は「なかなかTIME」名物ドッジボールを体験

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 アーティストユニット「Nadegata(ナデガタ) Instant Party」(中崎透さん、山城大督さん、野田智子さん)が企画し、同館の「なかなかTIME」に遊びに来る中高生と共同製作した同作品。映画製作のために文化祭を企画し、本番までの様子をドキュメンタリー風に追った作品となっている。文化祭も同館オフィシャルのイベントとして告知し、当日は約300人が参加した。

 試写会後に中高生らが「全児童自動館2」の製作を発表し、次作は中高生側が中心となって企画・監督・撮影などを務め製作することが明らかになった。具体的な内容について質問されると「考え中」と答え笑いを誘う場面もあったが、「今回映画に出演していない下の代にバトンタッチする意味を込めた作品にしたい」と意気込んだ。完成時期は未定で、「今後の打ち合わせで決めたい」という。

 同ユニットメンバーは、「今回の映画がきっかけで、自分たちもやってみたいと言ってくれたことはうれしい。ゼロからのサポートは難しいが、できる限りサポートしたい」(中崎さん)、「児童館を舞台にする必要はあると思うが、アイデアを考えていく方法は教えられると思う」(山城さん)、「今までみんなに翻弄(ほんろう)されたので、次は逆に私たちに翻弄させてほしいし、それをうまくハンドリングしてほしい」(野田さん)と、それぞれエールを送った。

 「2を作るのであれば、自分たちがナデガタに引きつけられたように、周りにいる中高生や小学生をどんどん引きつけていってほしい」と同館スタッフの曽根さん。

 「なかなかTIME」は同館が練馬区の「中高生の居場所づくり事業」として始めた事業。児童館の毎週水曜・土曜の17時~19時を中高生のための時間とし、小学校卒業後の利用も呼び掛けている。4年前に同館がモデル事業として始め、現在では同様の事業を6館で実施している(「なかなかTIME」は同館だけの愛称)。

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