秋の陽公園(練馬区光が丘2)の水田で5月16日、近隣の区立小学校5校の5年生児童が田植えを体験した。
都会では比較的珍しい田植え体験を児童が楽しむとともに、米の大切さを知ってもらうことを目的に行っている。開園(1988年)以来、毎年実施しており今年で30回目を迎えた。昭和初期の水田の広がる生活風景をイメージして作られ、「田んぼのある公園」として親しまれている同園。水田はあぜ道で6面に分け、面積は約500平方メートル。
児童は、区職員から田植えの方法や稲の成長過程について説明を受けた後、はだしで水田に入り田植えを行った。苗の種類は「若草もち」というもち米。
児童は「収穫祭でお餅を作るのが楽しみ」「お米を作るのが大変と分かったので、これからは食べ残さないようにしたい」などと話していた。
今回、植えた苗は10月ごろに刈り入れ、約120キロの収穫を予定。収穫後は各校で餅つきや給食の材料として使う。