練馬区立大泉橋戸公園内にある水田で6月12日・13日、近隣の小学校3校の児童たちが田植え体験を行った。
地元の小学校や地域団体から、地域の風景復元の要望を受けて2012年、区が整備し「橋戸田んぼ」として親しまれている同水田。園内に残る弁天池の湧き水を活用し、白子川流域で行われていた稲作を復刻した。農地面積は230平方メートル。6枚の田んぼに分かれている。
管理運営は地域の橋戸水田自主管理会が主体となり行っており、開園以来毎年、小学校の児童が稲作を体験している。
当日は、管理会があらかじめ園芸用ポットで育てておいた苗を、児童が田んぼに入って手植えした。児童たちは「苗は印に沿って真っすぐ植えて」などとアドバイスを受けながら、「冷たい」「転びそう」と慣れない泥の中で作業に励んでいた。
作業が終わる頃には、「初めて体験したけど楽しい」「ぬるぬるして面白かった」と笑顔を見せていた児童たち。秋には稲刈り体験を行い、収穫した米を味わう。