大泉のシネマコンプレックス「T・ジョイ大泉」(練馬区東大泉2)で7月26日、初音ミクなどボーカロイド動画の上映イベント「練馬ボーカロイドフェスティバル」が開催される。主催は、ねりまんプロジェクト。
同イベントは東日本大震災で被災した方の支援を目的としたチャリティーイベントで、会場使用料などの経費を除いた収益の全ては日本赤十字社を通じて寄付するという。
内容は、ボーカロイドを使って作られた楽曲PVを、シネコンならではの大画面と音響設備で楽しむもの。上映する楽曲は「千本桜」「tell your world」 「ローリンガール」などの人気作全20曲を予定。
「ボーカロイドの動画は、音楽とビジュアルのコラボでクオリティーの高い作品が多く、『アニメのまち』練馬区でこのようなイベントを開催したいとずっと思っていた」と同プロジェクトの青木さん。「当初は7月29日開催の練馬ジャズ祭に合わせる予定だったが、会場のスケジュールが合わず平日開催となった。初音ミクなどのボーカロイドを楽しみながらできる復興支援にぜひ参加してほしい」と呼び掛ける。
ボーカロイドはヤマハ(静岡県浜松市)が開発した音声合成技術とその応用製品の総称。ソフトウエア「初音ミク」で爆発的な人気となった。メロディーと歌詞を入力することで人間の声を元にした歌声を合成することができ、ニコニコ動画などの投稿動画配信サイトでは、同ソフトで作られた作品が多く公開されている。
開場は16時50分、開演は17時15分。料金は、前売り=1,000円、当日=1,500円。チケットはホームページで受け付けている。