練馬区で7月29日、区内各所を会場とする初のイベント「練馬ジャズ祭」が開かれた。
司会を担当したラジオDJ・武村貴世子さん(右)、歌手・銭谷のぞみさん(左)とネクロマン(中央)
「音楽の力で練馬を元気に」と区民有志で作る練馬ジャズ祭実行委員会が企画する同イベント。「何でもありがジャズの良さ」と、当日は72組252人の出演アーティストがジャズのほか、ロック、ポップス、弾き語りなどを披露した。
会場は全18カ所。練馬周辺では、平成つつじ公園、としまえん、区役所 地下多目的会議室、生涯学習センター(旧・練馬公民館)、りそな銀行練馬支店。江古田周辺では、ギャラリー古藤。大泉周辺では、大泉学園ゆめりあホール、ブルーベリー農園の小西園のほか、飲食店、酒店、美容室など。
メーン会場の平成つつじ公園では、尚美ミュージックカレッジ専門学校の「SHOBI Jazz Orchestra(オーケストラ)」がイベントのオープニングを担当、ビックバンドジャズで会場を盛り上げた。「記念すべき第 1回のオープニングを務めさせていただいてうれしく思う。楽しみながら演奏ができた」とリーダーの田辺栞さん。「尚美の学生さんは、演奏後もスタッフとして手伝っていただいてとても感謝してる。演奏者も暑い中、素晴らしい演奏をしていただいた」と同実行委員。同会場では、東日本大震災復興支援として東北物産展が開かれたほか、防災啓蒙活動でヒーローのネクロマンも登場した。
来場者の一人は「墨田や阿佐ヶ谷のように、街全体での音楽イベントが練馬にもできればと思っていた。また次回も開催してほしい」「演奏のレベルも高く、無料でこれだのものが見られるのは素晴らしい」などと感想を語った。
実行委員長の山口俊男さんは「第1回ということで課題はいろいろあるが、さまざまな人の協力の下、手作りで開催できたことに感動した。まちおこしとして、演奏者も来場者もみんなが楽しめたことが良かった。次回開催を目指したい」と話す。