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練馬区立美術館で野見山暁治展 前・後期80点展示

「野見山暁治の練馬のアトリエ風景」(2024年撮影) ©名和真紀子

「野見山暁治の練馬のアトリエ風景」(2024年撮影) ©名和真紀子

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 展覧会「追悼 野見山暁治 野っ原との契約」が10月6日、練馬区立美術館(練馬区貫井1)で始まった。

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 画家の野見山暁治さんは1920(大正9)年12月福岡県生まれ。東京美術学校(現・東京芸術大学)を繰り上げ卒業して旧満州に出征し、終戦後は故郷で作品の制作活動を経てフランスに留学。在仏中に安井賞を受賞した。その後、同大学教授として学生の指導と入試改革に力を注いだ。1971(昭和46)年、練馬区内にアトリエを構える。2017(平成29)年8月、同区名誉区民に選定。2023年6月没。

 同展では野見山さんの業績を、同館のコレクションを中心に振り返る。展示物は前期(10月6日~11月10日)と後期(11月12日~12月25日)で内容を変更する。前期は池袋モンパルナスで過ごした学生時代からフランス留学時代までの作品、後期は帰国後、自然や身近な事物をモチーフに独自のイメージを展開させた晩年までの作品を紹介する。同館収蔵後、初公開となる作品を含む油彩画や版画、ドローイング、関連資料のほか、アトリエに残された道具や愛用の品など前・後期合わせて約80点を展示。アトリエでのインタビュー映像や新たに撮影した練馬と糸島のアトリエ内部も紹介する。

 関連イベント(事前申し込み制)として、絵画修復家の村松裕美さん、野見山暁治財団評議員の中村節子さんによる講演会、小学生以上対象のワークショップも予定する。

 開館時間は10時~18時。月曜休館(祝日の場合は翌日)。入場料は、一般=500円、高校・大学生・65~74歳=300円、中学生以下・75歳以上無料。12月25日まで。

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