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練馬・大泉で「そば」の種まき開始-石神井のそば店が栽培

そば種まきの様子

そば種まきの様子

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 練馬区でそばの栽培を目指すそば店「蕎麦(そば)に銘酒 野饗(のあえ)」(練馬区石神井町3、 TEL 03-5393-6899)が8月27日、大泉の畑でそばの種まきを行った。

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 当日は、同店スタッフと同プロジェクトを応援する「そば栽培を応援する会」の会員、8人が参加。約200坪の畑に60センチ間隔で畝を作り、一昼夜浸水させ発芽を促した種をまいた。そばの品種は新潟の「とよむすめ」。豊かな香りでモチモチした食感が特徴という。

 猛暑が続く同区。畑が乾燥していることから「あと2週間ほど種まきを遅らせたほうがいいが、今回は事前に日にちを決めていたので1カ所だけ種まきを始めた」と店主の山越龍二さん。「ほかにも借りている約450坪の畑は、様子を見ながら2週間後に種まきを予定したい」とも。

 参加した女性は「たまたま店に行ったときにチラシを見て参加した。家庭菜園は経験があるが畑で鍬(くわ)をもって本格的にするのは初めて。うまく育つといいですね」と感想を述べた。

 同会会員で江戸東京・伝統野菜研究会の大竹道茂さんは「自分たちで育てて食べるという活動が、私たちの活動とも似ていることから共感をもって応援をしている。興味を持って作るということはいいこと」と話す。「練馬では、石神井で昔そばを育てていたという記録が残っているが、現在はどこも作っていないのでは」とも。

 本日から夏季休暇となる同店。「そばは種まき後、約5日で芽が出ると言われている。畑に水気がないため毎日水やりにきて芽を出したい」と山越さん。「順調に育てば、10月に花が咲く。そのころにミツバチ養蜂も予定しており、畑一面に花が咲きミツバチが飛んでいる様子を思い描いている」とも。

 同プロジェクトは「自分で育てたそばを打ってみたい」と今年スタートしたもので、6月に応援メンバーを募集。収穫したそばは盛りそばにして会員に振る舞う予定。

 同店は8月27日~9月4日、夏季休暇となる。

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