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練馬区役所で「省エネライフ」展示会-住宅・家庭の省エネをテーマに

展示の様子

展示の様子

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 練馬区役所本庁舎1階アトリウムで2月6日、家庭の省エネを目指すための展示会「省エネライフ2013」が始まった。主催はねり☆エコ(練馬区地球温暖化対策地域協議会)、練馬区。

マスコットキャラ「ねりこんVV」がお披露目

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 地球温暖化対策に有効な「住宅・家庭の省エネ」をテーマに、2月の省エネルギー月間に合わせて開催する同イベント。各ブースでは光熱水費を節約できるエコリフォーム、太陽光発電などの創エネ、家庭の節電方法などを紹介する。

 「練馬区内で発生する二酸化炭素の排出は住宅系が一番多い。温暖化対策を足元から進めていくには住宅・家庭の省エネ活動が重要」と同協議会の鈴木義明さん。「東日本大震災以降、全国的に節電が求められ冷暖房の温度調節などが一般的だが、無理して体を壊しては意味がない。そこで、家庭で省エネをするための機械や家屋構造の設備を紹介するイベントを企画した」とも。

 東京都板硝子商工協同組合練馬支部のブースでは、窓ガラスからできる省エネを紹介。通常の単板ガラス、ペアガラス、真空ガラスを貼り合わせて作ったケースに氷を入れ、温度の伝わる違いを実際に触って体感できるコーナーを設置。「住宅ではガラス面を通して夏は外の熱を取り込み、冬は室内の熱を逃がしてしまう割合が多い。ペアガラスや真空ガラスに交換することで省エネになる」と同組合イベント担当者。

東京ガスのブースでは、燃料電池、太陽光発電、太陽熱利用温水による創エネ効果を紹介。「排気熱を活用した新しい給湯器が登場し、将来的にほとんどの家庭がこのタイプに移行する。従来型よりもガス代の節約になり省エネにつながる」と同社イベント担当者。

 リフォームのTAKEUCHIブースでは、遮熱塗料、断熱材などを紹介。宇宙航空研究開発機構(JAXA)のHIIロケットの断熱技術が生かされた塗料と通常の塗料の断熱温度の違いを見ることができる。「この塗料を使うことで、断熱・遮熱・結露防止などにつながる」と同社イベント担当者。

 開催期間中、マスコットキャラクター「ねりこんVV」が初めて登場するほか、省エネに関するミニセミナーも開く。テーマは「省エネ電球の選び方」(7日)、「ガスで快適エコライフ」(8日)。いずれも12時20分~。

 開催時間は10時~16時(最終日は13時まで)。無料。今月8日まで。

 同協議会は2010年5月に設立。区民、事業者、区が相互に連携し区内の温室効果ガスの排出量を抑制することで地球温暖化対策の推進を図ることが目的。現在29の団体・個人が活動している。

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