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大泉でアニメイベント-松本零士さん、手塚治虫さん未発表原稿「まだある」

松本零士さん

松本零士さん

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 大泉学園駅北口周辺で5月19日、「アニメプロジェクト in 大泉 ~アニメわくわく聖地巡礼大泉~」が開かれた。会場は練馬区立大泉小学校(東大泉4)、東映アニメーションギャラリー(東大泉2)、妙延寺(東大泉3)、大泉風致地区公園(大泉学園町7)の4カ所。

ハーロックのコスプレで登場した貫井武彦会長

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 メーン会場となった大泉小学校では、15歳でデビューし画業60周年を迎える松本零士さんのトークショーが開かれた。

 不思議な巡り会いとして松本さんが5歳のころ、明石で公開されたアニメ映画「くもとちゅうりっぷ」を見に行った際、15歳の手塚治虫さんも同じ会場にいたことが後に判明したことや、石ノ森章太郎さんとは同じ生年月日であることを紹介。「彼は宮城県で、私は福岡県なので地球の自転の速度からいうと1時間ほど彼の方が少し早いかもしれない」と会場の笑いを誘った。「その後、出会った3人は自称『日本3大アニメマニア』と呼び、アニメフィルムなどを買いあさった」と振り返る。

 最近発見された手塚治虫さんの非発表原稿については、「以前、関西の業者さんから絵を大量に買い取った際に手塚さんの作品もあり、それで手に入れたもの」といい、「あらゆる作品を見てきたが、見たことのない不思議な原稿だと思っていたら未発表作品だった」とも。

 手塚さん本人からもらった原稿もあり「実は、報道はされていないが他にも原稿が出てきた。わら半紙を使い、昭和23、4年に描いたものだと思う」と松本さん。「『超人ミッチー』や『メトロポリス』の予告編、描き途中の原稿など全部で16、7枚持っており、まとめて遺族の方にお返ししたい」と話した。

 「まだ出てくる可能性は高い」といい、今後も松本さんの自宅から手塚治虫さんの未発表原稿などの作品が発見されることが期待される。

 同会場近くの妙延寺では、大泉ゆめーてる商店街(東大泉商栄会)の貫井武彦会長がハーロックのコスプレで登場したほか、シンガー・愛甲ミカさんによる同商店街のテーマソング「スマイル~ゆめーてる~」や地元ブラスバンド「おとらぼ」によるアニソン演奏、同商店街を守るご当地ヒーロー「ショウエイダー」も登場し会場を盛り上げた。

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