練馬文化センター(練馬区練馬1)小ホールで6月22日、子どもの自発性をテーマにした講演会「子どもの自発性を呼び覚まそう-フィンランドと日本の事例から-」が開かれる。主催は自由学園(東久留米市)。
当日は、「どのようにしたら自発的にものごとを考え、工夫し、実行していく力が、子どもたちに育つのか」をテーマに、学校や家庭で大人がすべきことは何かを考える。
内容は3部構成。第1部は九州大学大学院・増田健太郎教授が「フィンランドの教育現場から」と題し、日本の教育の現状、PISA(OECD生徒の学習到達度調査)、フィンランドの学校教育、フィンランドの家庭の様子、教師のあり方などを講演。
第2部は同学園初等部の中村弘之部長が「子どもに任せること」と題し、同部における実践、自主的な学びとしての「学び合い」、自分の勉強のスタイルを見いだすこと、子どもの時にすべきことなど講演する。第3部は自発性のある子どもとは?今求められる学校教育」と題し2人が対談を行う。
司会は同学園・市岡揚一郎理事長が務める。開催時間は9時50分~11時40分。入場無料。申し込みは同学園ホームページから。
自由学園は1921(大正10)年、ジャーナリストの羽仁吉一・もと子夫妻が創立。羽仁もと子は日本最初の女性記者。自由学園はキリスト教精神に基づいた幼稚園から大学部までの一貫教育を行っており、「生活即教育」をモットーに、1日24時間の生活そのものを勉強と考えている学校。