江古田駅近くの「ギャラリー古藤(ふるとう)」(練馬区栄町、TEL 03-3948-5328)で9月20日より、江古田映画祭が開催される。
開催は2回目。「昨年は原発事故を考える映画を並べ好評を得た。今回企画したのは1960年代に若者だった練馬の人たち」と同ギャラリーの田島和夫さん。1960年代の「若者たち」3部作(森川時久監督)や近年の青春をテーマにした作品10本をラインアップ。今では珍しい16ミリ作品を上映するほか、製作者を招きトークライブも行う。
「江古田は、3つの大学があり文化的環境資源に恵まれている。テーマ性のある映画祭を開催することで江古田の街の情報発信力を高め、また隠れた人材を発掘し、交流を深め、活性化していきたい」と意欲を見せる田島さん。
上映作品は、戦後最大のミステリーともいわれる「下山事件」を描いた「謀殺 下山事件」(熊井啓監督)、「あまちゃん」も手掛ける脚本家・宮藤官九郎さんの映画初主演作「福耳」(瀧川治水監督)、耕治人(こうはると)の短編集を映画化した「そうかもしれない」(保坂延彦監督)など。
同実行委員会代表で、武蔵大学の永田浩三教授は「いつの時期も、悩み多い青春のようなものかも知れない。過去と現在の青春映画を一緒に見ませんか」と来場を呼び掛ける。
料金は映画1本につき、大人=1,000円(当日1,200円)、大学生・高校生=800円、中学生以下無料。各回40人定員制(予約優先)。予約は電話などで受け付ける。今月29日まで。