ソチ冬季五輪のフリースタイルスキー女子スロープスタイルに出場する高尾千穂さんが1月30日、志村豊志郎練馬区長を表敬訪問し、健闘を誓った。

　高尾さんは区内在住で尾瀬スノースポーツクラブ（群馬県）に所属するフリースタイルスキーヤー。今回、同競技の日本代表出場選手は高尾選手のみで、昨年3月に行われたワールドカップでは日本人歴代最高位となる4位に入賞し、五輪での活躍が期待されている。

　高尾さんは「初めてのオリンピックで、楽しさと不安が半々。思い切り楽しんでベストを尽くしたい。まずは予選突破が目標」と話した。志村区長は「全力でプレーしてほしい。心から応援しています」とエールを送った。

　同競技はソチ五輪から採用される新種目。斜面のコースを滑走しながら、途中に設置された「ジブ」と呼ばれる手すりのような障害物の上を滑る技術や、「キッカー」と呼ばれるジャンプ台で技を決めて得点で競う。ソチのコースは全長635メートルのコースに3つの「ジブ」と3つの「キッカー」がある。

　2月11日15時から予選、同18時に決勝が行われる（いずれも日本時間）。