![展示の様子](https://images.keizai.biz/nerima_keizai/headline/1400838189_photo.jpg)
練馬区内の農家が育てたサツキが見頃を迎え、練馬区役所でサツキの盆栽が展示されている。
練馬区といえば練馬大根やキャベツなどの生産で知られるが、「練馬模様木」という名の表現方法があるほど古くからサツキ盆栽の成育が盛ん。針金などを用いて枝ぶりを曲げ、独自の風合いを醸し出す「練馬模様木」は、その洗練された立ち姿からサツキファンの間でも人気が高く、かつてのサツキブームでは一世風靡(ふうび)したという。
サツキに大きく美しい花を咲かせるためには温度管理、肥料のやり方、剪定(せんてい)など、きめ細やかで高度な技術が必要とされる。展示されるサツキの中には直径1メートル、高さ1.5メートルを超えるものや、樹齢70年を超えるものもあり、色とりどりの花を咲かせている。会場では約40鉢を展示する。
区役所を訪れていた親子連れは「ここまで育てるのは大変でしょうね。とてもきれい」と見入っていた。
展示は5月27日まで。