羽沢二丁目緑地予定地（練馬区羽沢2）で5月31日・6月1日、「こどもの森体験イベント」が開催され、近隣の親子ずれや子どもらが参加した。

料理教室の様子

　練馬区内には樹林地や農地などがまだ多く残っており、緑被率は23区で1位。同イベントは、こうした「みどりの資源」を活用して「子どもたちのわんぱく」を応援していこうという取り組み。今回が6回目。

　31日は約170人、1日は約120人が訪れ、子どもたちが木登りや穴掘りなど、自然を生かした冒険遊びを通じて楽しんだ。

　1日はアウトドア雑誌「BE-PAL」が企画したイベントも行われ、「練馬区産野菜を使った料理教室」「自分で作るロープ遊具」「新緑の生き物探し」を実施。料理教室では、区内で収穫されたばかりのキュウリやジャガイモ、ソラマメなどを使って、「じゃがいものニョッキ」「ドレッシングピクルス」、おき火を使った「野菜グリル」などを調理。参加者以外の来場者にも振る舞われた。料理を食べた人からは、「焼くだけでこんなにおいしいとは思わなかった」「自分が住んでいるところの野菜をもっと食べたいと思う」と好評だった。今回の様子は7月10日発売の同誌で掲載予定。

　親子で参加した保護者は「区内で、こんなに自然と触れ合える体験ができるとは思わなかった。子どもにとってもいい経験になったと思う」と話していた。子どもたちも「もやい結びができるようになった」「ロープ遊びって楽しい」とイベントを満喫した様子を見せる。

　区では同地の今ある緑を残し、子どもたちが自然の中で遊びができる施設「こどもの森（仮称）」として整備し来春の開園を予定する。