日本大学芸術学部の文化祭「芸術祭」のマスコットキャラクター「ゲーサイヌ」のテーマ曲が現在、ユーチューブで公開され、「ゆるい見た目に反してクオリティーが高い」と話題となっている。

ヲガワササノさんが出演するワンシーン

　「ゲーサイヌ」は、2013年から同イベントのマスコットとして活動するキャラクター。プロフィルによると、「888年11月3日、芸術の神によって作られた芸術の妖精。いろいろと不勉強のため最近まで封印されていた」となっている。

　今回、同イベントをPRするキャラクターとしてだけではなく、校舎のある江古田に密着したキャラクターとしての確立を目指し、認知拡大のためテーマ曲を作ることになった。制作には日芸に関わりのある人が参加。作曲は放送学科音響技術専攻卒でアイドルグループBiS（ビス）の「nerve」などを手掛けるmiifuu（みーふー）さん、ボーカルはミスiD2015アマテラス特別賞を受賞したヲガワササノさん（映画学科2年）、作詞はゲーサイヌがそれぞれ担当した。

　曲制作発表から約1カ月で完成した曲は、ロックの風合いを残したアイドルソング。振り付けを付けMVを制作した。MVは菅野陽奈子さん（映画学科2年）が監督を務め、校舎や江古田周辺で撮影を行った。ゲーサイヌのほか、ヲガワササノさんら学生も出演している。

　完成したMVをユーチューブで配信した所、「普通にかっこいい」「この曲はゲーサイヌにはもったいない」と話題となった。振り付け動画も同時公開している。

　同キャラクターは11月1日～3日の文化祭期間中、イベントやステージに出演。実際に会うことができる。1日は近隣の武蔵大学で3大学交流のダンスイベントに出演（16時～）。2日は日芸江古田キャンパス中庭ステージでライブを行う（11時40分～）。教室企画として「ゲーサイヌのテーマ」のジャケットコンテストも開催。事前に学生に公募したものを展示し、投票でグランプリに選ばれたジャケットを使ってCD化も予定しているという。