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練馬で「市民コンサート」復活へ 若手音楽家らが支援呼び掛け

「ねりま新市民コンサート」実行委員会メンバー

「ねりま新市民コンサート」実行委員会メンバー

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 「ねりま新市民コンサート」実行委員会が現在、コンサート復活のための支援者を呼び掛けている。

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 1984年、財団解散となり自主運営となった日本フィルハーモニー交響楽団の応援を目的に、コンサート活動を行っていた「ねりま市民コンサート」実行委員会は、練馬区を拠点に約30年間活動してきたが、高齢化などの諸事情により、2016年のファイナルコンサートを最後に活動を停止していた。

 活動停止を知った同楽団インターンメンバーの若手音楽家たちが「活動が途絶えてしまうことを惜しみ、その思いに共感した自分たちで復活させよう」と決意。今年、「ねりま新市民コンサート実行委員会」と団体名を新たに付け「市民コンサート」復活に向け取り組みを始めた。

 メンバーは、荒武真伍さん、金谷早貴さん、斎藤詩穂さん、高橋美華さん、望月幸史さん。それぞれ会社員や地方公務員で、普段はSNSを使い会議を行っているという。

 金谷さんは「定期的に直接顔を合わせての会議や活動が難しく、思いだけが先走る形になり、非常にもどかしい」と振り返る、「どうしたら全員の意思を統一して向かっていくか、結果として良い結果につなげることができるかを日々考えながら活動している」とも。

 復活コンサートは5月20日、了見寺(練馬区練馬1)本堂で第一回を開く予定。同委員会ではクラウドファンディングサイト「Readyfor(レディーフォー)」を通じて支援者を募集している。支援金は3,000円から。5,000円以上には同コンサートの招待券をリターン品として用意する。募集締め切りは3月2日23時。

 「残り日数はわずかだが、クラウドファンディングを成功させ、多くの方の共感を得ながら次の活動につなげられるよう全力で最後まで頑張りたい。復活コンサート後も地域の恒例イベントとして練馬に根差した活動を行いながら、音楽好きの輪を広げていきたい」と意気込む。

 14時開演。入場料1,000円。

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