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東大泉・牧野記念庭園のセンダイヤザクラ見頃 牧野博士が命名

センダイヤザクラ(3月29日撮影)

センダイヤザクラ(3月29日撮影)

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 牧野記念庭園(練馬区東大泉6)のセンダイヤザクラが現在、見頃となっている。

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 「日本の植物学の父」と呼ばれた世界的植物学者・牧野富太郎博士の練馬区の住居跡を整備した同園。園内には300種類以上の草木類を植栽し、スエコザサ、ヘラノキなど、学術的にも珍しい貴重な植物も多数植わっている。

 センダイヤザクラ(正式名称:センダイヤ)は高知県高知市内の仙台屋という店の前にあったもので、牧野博士が命名した。ヤマザクラの栽培品種、開花期はソメイヨシノよりもやや遅く、花は淡い赤紫色。成木は日本では数少なく親木は既に枯死している。同園のセンダイヤザクラは日本で一番の大木で、同園のシンボルとなっている。

 そのほか、ソメイヨシノやエゾノウワミズザクラ、牧野博士が発見したウスガサネオオシマなども見頃を迎え、園芸相談員は「これからはヤマザクラ、その後にヤエザクラの季節になり、次々とサクラの開花が楽しめる」と話す。

 開園時間は9時~17時。火曜休園(祝日の場合は翌日)。入園無料。

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