プレスリリース

NPO法人東京レインボープライド、2025年6月の世界的なプライドマンスに合わせ「Tokyo Pride 2025」の開催を決定!

リリース発行企業:特定非営利活動法人 東京レインボープライド

情報提供:




 特定非営利活動法人東京レインボープライド(所在地:東京新宿区、共同代表理事:山田 なつみ、佐藤 ユウコ、以下TRP)は、毎年4月に開催してきたLGBTQ+関連イベント他、コンテンツの総称を「東京レインボープライド」から「Tokyo Pride(トウキョウプライド)」に改め、2025年6月に開催することを決定しました。
 日本のプライド30周年(*1)を経て、改めて名称や開催形式、時期などを見直し、世界的な「プライドマンス(*2)」の時期にLGBTQ+への理解と人権を考える多彩なイベント等を開催していきます。
 なお、例年4月に開催してきたプライドパレード & フェスティバルは、2025年6月7日(土)・8日(日)に代々木公園にて開催を予定しています。
■Tokyo Pride 2025 開催の背景
 TRPは、LGBTQ+当事者およびその支援者(アライ)とともに、“性”と“生”の多様性を祝福し、つながる“場”を提供することを目的に、2012年より代々木公園を中心に「東京レインボープライド」を開催してきました。2012年には4,500人が参加し、年々規模を拡大、2024年4月には過去最多の27万人が参加しました。
 さらに、当事者個人だけでなく、LGBTQ+のコミュニティ団体はもちろん、国内外の企業、行政、政治家、各国の駐日公館、メディア、アーティスト、市民団体など、さまざまな支援者が関わり、ムーブメントは大きく成長しました。この間にLGBTQ+に対する社会認識は大きく変わり、可視化が進みました。
 一方で、LGBTQ+当事者が直面する困難や課題は依然として多く残っており、課題の可視化と解決に向けた取り組みを、さらに強化していく必要があります。
 このような背景を踏まえ、TRPは、LGBTQ+コミュニティの課題と文化をより深く理解し、具体的な課題解決につながる機会として、Tokyo Prideを開催していきます。
 Tokyo Pride 2025では、法整備や人権、エクイティの問題に焦点を当て、SOGI(性的指向と性自認)だけでなく、インターセクショナル(*3)な課題にも取り組んでいきます。
 また、TRPが団体として発信するイベント等のコンテンツを多様化し、より包括的なアプローチができるように名称を変更しました。この変更により、国内外から多くの人々が参加しやすいイベント等へと進化することを目指しています。
 なお、本イベントを運営する特定非営利活動法人東京レインボープライドの団体名の変更は予定しておりません。



■Tokyo Pride 2025 開催概要
・名称: Tokyo Pride 2025
・開催時期: 2025年6月
・開催場所: 東京都内(詳細会場は後日発表)
 Tokyo Pride Parade & Festivalは、2025年6月7日(土)・8日(日)に代々木公園(東京都渋谷区)にて開催予定。
・公式ティザーサイト:https://pride.tokyo
 ※公式サイトの開設は、2025年2月頃を予定しています。
 ※ボランティアの一般募集は、2025年3月頃を予定しています。
 ※その他の詳細については、今後のプレスリリース、Tokyo Prideの公式サイトやSNSで随時お知らせします。
 ※Tokyo Pride 2025のスポンサーをご希望の企業・団体の方は、こちらをご確認ください。

■Tokyo Pride 2025 コンテンツ内容



 Tokyo Pride 2025では、6月のプライドマンスに合わせて、1ヶ月間にわたってLGBTQ+関連の多彩なイベントやコンテンツを提供する予定です。代々木公園でのプライドパレードやフェスティバルに加え、ユース世代を対象としたイベントやアート関連イベント、人権について考えるHuman Rightsカンファレンス、教育系YouTube番組など、さまざまな形でLGBTQ+コミュニティの課題と文化を深く理解し、具体的な課題解決につながるための機会を提供します。
■Tokyo Pride 2025 テーマ&ステートメント
Same Life, Same Rights

生まれてから大人になり、老いて人生を終えるまで
わたしたちには人生の中で様々な選択をする権利がある。

しかし、LGBTQ+であることや、
ジェンダー、人種、民族、宗教、出生、障害、経済的背景などの違いにより
「自分らしい人生を歩む権利」が平等に与えられず
人生の選択が奪われている人たちがいる。

自分らしく学ぶ権利、働く権利、恋愛する権利、住む権利、健康を守る権利、結婚する権利、家族になる権利。

同じ命を持って生まれてきたわたしたちには
どんな属性であっても、平等に生きる権利があるはずだ。

その権利を取り戻すためには、法整備が必要となる。
構造的な差別や偏見がなくなり
同じ権利がすべての命に与えられ、守られる社会へ変わるまで、
私たちはSame Life, Same Rightsを訴え続ける。


 Tokyo Pride 2025のテーマ「Same Life, Same Rights(=同じ命、同じ権利)」は、LGBTQ+コミュニティをはじめ、すべての人々が平等・公平に生きる権利を持つというメッセージを強調しています。
 「自分らしい人生を歩む権利」が制限されることなく、誰もが「らしく、たのしく、ほこらしく」生きられる社会の実現を目指し、Tokyo Pride 2025を通じて、多様性を尊重し共生できる社会づくりを推進していきます。


(*1)1994年8月に日本初のプライドパレードが開催。その後、当時の社会的な背景や厳しい運営状況によって、開催されない年もあった。継続的な開催を目指して2011年5月、任意団体「東京レインボープライド(NPO法人東京レンボープライドの全身のひとつ)」が発足し、以降、継続的にプライドイベントが開催されている。
(*2)1969年6月にニューヨークでおきたセクシュアルマイノリティの抵抗の象徴とも言われている「ストーンウォール事件」を契機に、事件のおきた6月を「プライドマンス(月間)」と呼び、世界各地でLGBTQ+の権利を啓発する活動・イベントが開催されている。
(*3)インターセクショナル(インターセクショナリティ)とは、人種、階級、ジェンダー、セクシュアリティ、国籍、世代、アビリティなどのさまざまな社会的差別と特権の構造が組み合わさり、相互に作用することで独特の抑圧が生じている状況のこと。

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