プレスリリース

【小中学校の教師1000名に大調査】令和7年度以降の全国学力・学習状況調査のCBT化における期待とは?

リリース発行企業:株式会社新学社

情報提供:

株式会社新学社(所在地:京都府京都市、代表取締役:山本 伸夫)は、小中学校の教師を対象に、「学力調査等のCBT化と学習の結果や履歴の可視化への期待」に関する調査を行いました。

近年、多くの業界・業種で認定や選抜の試験でのCBT(Computer Based Testing)の導入が注目され、文部科学省が行う「全国学力・学習状況調査」でもCBT化の工程表(案)が発表されています。


CBTは、採点作業の効率化や迅速なフィードバック、学力データの詳細な分析など、多くの可能性を秘めており、教師にとっても働き方が大きく変わるきっかけになるのではないでしょうか。

そこで今回、株式会社新学社https://www.sing.co.jp/)は、小中学校の教師を対象に、「学力調査等のCBT化と学習の結果や履歴の可視化への期待」に関する調査を行いました。


調査概要:「学力調査等のCBT化と学習の結果や履歴の可視化への期待」に関する調査
【調査期間】2024年12月27日(金)~2025年1月6日(月)
【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】1,029人
【調査対象】調査回答時に小中学校の教師であると回答したモニター
【調査元】株式会社新学社(https://www.sing.co.jp/
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ

学力調査や学力検査の結果を児童生徒の学力向上に活用できていないと思う方は約6割



はじめに、「貴校では、文部科学省の「全国学力・学習状況調査」以外に学力調査や学力検査を実施していますか?(複数回答可)」と質問したところ、『都道府県実施の学力調査や学力検査を行っている(63.1%)』と回答した方が最も多く、次いで『市区町村実施の学力調査や学力検査を行っている(38.5%)』『学校単位での学力調査や学力検査を行っている(16.3%)』『行っていない(8.0%)』となりました。


多くの学校が、都道府県や市区町村実施の学力調査や検査を行っているようです。

では、全国や自治体での学力調査や学力検査の結果を児童生徒の学力向上に活用できていると思う方はどの程度いるのでしょうか。


「全国や自治体での学力調査や学力検査の結果を児童生徒の学力向上に活用できていると思いますか?」と質問したところ、約6割の方が『全く活用できていない(13.6%)』『あまり活用できていない(42.1%)』と回答しました。


過半数の方が、学力調査や学力検査の結果を学力向上に活用できていないと思っていることから、学力調査の結果が教育現場で十分に活用されていない現状がうかがえますが、児童生徒の学力向上に対して悩みなどはあるのでしょうか。



「児童生徒の日々の学力向上に対し、感じている悩みはありますか?(複数回答可)」と質問したところ、『学力の差が大きく、一人ひとりに合った指導が難しい(59.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『学力向上に向けた効果的な指導方法が見つからない(31.5%)』『学校全体での学力向上の取り組みが統一されていない(24.2%)』となりました。


個々に合った指導が難しいことや、効果的な指導方法が見つからない、取り組みが統一されていないなどが上位になり、個別指導の困難さを強く感じていることが浮き彫りになりました。

約9割の方がパソコンなどの端末で実施する学力調査に慣れさせておく必要があると回答
令和7年度より、文部科学省の「全国学力・学習状況調査」が段階的にCBT化されます。
これまで紙で行ってきた個別学習や試験などを、パソコンなどの端末で行う方法に移行となりますが、児童生徒のCBT化の適応についてはどのように考えているのでしょうか。



「令和7年度より文部科学省の「全国学力・学習状況調査」が段階的にCBT化されますが、パソコンやタブレットで実施する学力調査に児童生徒を慣れさせておくことは必要だと思いますか?」と質問したところ、約9割の方が『非常に必要だと思う(30.5%)』『ある程度必要だと思う(55.5%)』と回答しました。


この結果から、CBT化へのスムーズな移行に向け、児童生徒がデジタル環境に適応するための準備が重要であると考える人が非常に多いことが分かります。背景には、ICTを活用した学習が一般化する中で、操作スキルの向上やテスト環境への慣れが学力測定の正確性にも影響を与えるとの懸念があるのではないでしょうか。

では、学力調査や学力検査をCBTで実施することで、どのような効果があると思うのでしょうか。

「学力調査や学力検査のCBTでの実施は、どのような面で効果的だと考えますか?(複数回答可)」と質問したところ、『解答に掛かった時間や入力をし直した回数等、これまでの紙での調査や検査では測ることができなかった情報が見られる(43.9%)』と回答した方が最も多く、次いで『結果を即時にフィードバックできることで、児童生徒の学習意欲の向上が期待できる(43.0%)』となりました。

これにより、CBT化によって従来の調査手法を超えた細かいデータ分析や、フィードバックを活用した学習効果の向上への期待が高いことがうかがえる結果になりました。
教師がGIGA端末でよく見ている項目とは?
では、GIGA端末を利用している学校では日ごろからどのようなデータを見ることが多いのでしょうか。

「GIGA端末で学習した結果や履歴等のデータ(学習ログ)のうち、日ごろからよく見るデータは何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『デジタルドリルといった課題の進捗状況や得点結果(46.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『使用した教材やアプリケーションの種類等の学習内容(40.1%)』となりました。


課題の進捗状況や得点結果、学習内容などのデータを普段から見る方が多く、学習の到達度を確認する手段として利用されていることがわかりました。

学習ログを確認する画面(ダッシュボード)が充実することで期待する効果とは?
次に、学習データの統合可視化についてうかがいました。



「学力調査や学力検査の結果と、デジタルドリル等の学習ログや紙の教材の得点データや取り組み状況が、教師用PCで同じ画面で確認できるようになることはどのように思いますか?」と質問したところ、約8割の方が『非常に望ましい(27.9%)』『どちらかといえば望ましい(53.5%)』と回答しました。


多くの方がこのような機能を望んでいることから、教師にとってデータを一元管理できる仕組みが業務効率化や指導強化に役立つと思う様子がうかがえます。

学習ログを確認するダッシュボードが充実すれば、より作業が効率化され、児童生徒の指導に集中できるのではないでしょうか。

「学習ログを確認する画面(ダッシュボード)が充実することはどのような面で効果的だと考えますか?(複数回答可)」と質問したところ、『児童生徒一人ひとりに合わせた学習計画が立てやすくなる(48.4%)』と回答した方が最も多く、次いで『児童生徒の学力差をより適切に把握できる(41.5%)』となりました。

ダッシュボードの充実が個別最適化や効率化に効果的だと思う方が多い結果になりました。

【まとめ】 学習ログを確認する画面が充実することで、「学習計画が立てやすくなる」「学習差を適切に把握できる」といった効果が!
今回の調査では、小中学校の教師が抱える課題や、学力調査・学習ログの活用に対する期待が浮き彫りになりました。多くの教師が、現在実施されている学力調査や学力検査の結果を児童生徒の学力向上に活用しきれていないと感じており、その背景には一人ひとりに合った指導の難しさや効果的な指導方法の模索、学校全体の取り組みの統一不足といった課題があることが分かりました。

令和7年度からの「全国学力・学習状況調査」のCBT化については、約9割がパソコンやタブレットへの児童生徒の慣れを重要視しており、CBTによる迅速なフィードバックや詳細なデータ分析への期待が高まっています。さらに、GIGA端末を活用した課題の進捗状況や得点結果、学習内容の把握が進む中、学習ログを一元管理できるダッシュボードの導入に対して約8割が期待を寄せています。これにより、児童生徒一人ひとりに合った学習計画の立案や学力差の適切な把握が可能となり、教育現場の効率化や指導力強化につながると考えられています。

今後は、こうしたデジタルツールや仕組みを活用し、教員の業務負担を軽減しながら、児童生徒の個別指導を支援する体制の整備が求められるでしょう。

そんな中、株式会社新学社が提供する『SingCBT』は、CBTならではの多彩な出題形式や詳細な学習ログの可視化を通じて、次世代の教育現場を力強くサポートします。

新たな「テスト」が子どもたちの未来を拓く!『SingCBT』



今回、「学力調査等のCBT化と学習の結果や履歴の可視化への期待」に関する調査を実施した株式会社新学社https://www.sing.co.jp/)は、『SingCBT』https://digital2.sing.jp/ict/singcbt/)を提供しています。

■SingCBTの特長
1.全国学力・学習状況調査に近い画面や操作感
文部科学省のMEXCBTと同じCBTプラットフォーム「TAO」で独自開発しているので、出題画面の配置や操作感が似ており事前に慣れておくのに最適です。また、全国学力・学習状況調査と同様に、「IRT(項目反応理論)」に基づく調査ができます。


2.詳細な結果資料を短期間で返却
当社独自開発の学習管理システム(LMS)と連動しているので、これまで紙のテストでは測ることができなかった様々な結果データや情報をダッシュボーで確認していただけます。紙のテストでは実施から2週間程度かかっていた期間も最短で翌営業日には確認していただけます。


3.デジタルドリルと連動
児童生徒の端末で取り組めるCBT実施の事前、事後の学習用にデジタルドリルを用意しています。特に事後学習用は学習管理システムの結果データに基づき、児童生徒個々に合わせたフォロー問題が出題されますので個別最適な学習に最適です。

4.ダッシュボードで見られる学習データが充実
学習管理システムでは、CBTの結果以外にも当社発行の紙の教材の得点データやデジタル教材の学習ログも取り込めるようにしています。児童生徒用のダッシュボードからそれらの総合的なデータを一人ひとり確認することができます。



■SingCBT:https://digital2.sing.jp/ict/singcbt/
■お問い合わせURL:https://www.sing.co.jp/corp/contact/

■株式会社新学社:https://www.sing.co.jp/
■お問い合わせURL:https://www.sing.co.jp/corp/contact/


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株式会社新学社は、2025年4月23(水)、24(木)、25(金)に東京ビッグサイト南展示棟で開催される『EDIX東京2025』に出展いたします。
今回ご紹介しました『SingCBT』のご紹介を中心に、小学校・中学校の先生向けの校務作業効率化に役立つ、各種ツールのご紹介をいたします。
ご来場を予定されている方は、是非、当社のブースにもお立ち寄りください。
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