東京の食の魅力発信2024実行委員会及び東京都は、東京ならではガストロノミーツーリズムの魅力を国内外に発信するため、東京に根差した食文化の歴史や伝統、そして生産者や料理人など作り手の想いやストーリーを紹介しています。
◇背景・目的
伝統的な江戸前料理をはじめ、日本中・世界中の様々な食文化が流入し、調和を図りながら独自の発展を遂げたことで、東京には多彩な食文化が息づいています。
東京は、そんな多彩かつ独自の食文化が生まれ続ける街であるとともに、江戸東京野菜をはじめ、緑豊かな多摩地域や海に囲まれた島しょ地域など、自然の恵みに溢れた様々な食材の産地でもあります。
東京の食の魅力発見の旅では、ここでしか味わえない美味しい・楽しい体験に加え、食の歴史と伝統を紡いでいる作り手の想いやストーリーを紐解くことで、私達の日常に新たな気づきを与えてくれます。
東京で育まれた豊かな食文化を体験するガストロノミーツーリズムが、東京観光の1日の過ごし方として、国内外の旅行者のあいだで確立していくことを目的として、その魅力をお届けします。
【ガストロノミーツーリズムとは】
「その土地の気候風土が生んだ食材・習慣・伝統・歴史などによって育まれた食を楽しみ、その土地の食文化に触れることを目的としたツーリズム」(観光庁HPより)
◇概要
次の3つのテーマで、東京ならではのガストロノミーツーリズムの魅力を紐解き、都市と自然が共存する東京ならではの食文化と、地域に根ざした取組を国内外に向けたメディアにて紹介しました。
1 都会の暮らしに根付いた食文化に触れる
都市農業におけるサツマイモ収穫体験や江戸東京野菜、クラフトビールなど、都会の暮らしに根付いた地産地消の食文化を体験して、実際に訪れてみなければわからない、都会のおもしろさを再発見。
2 解放感溢れる多摩で体験する東京の食文化
多摩の里山の恵みを活かした創作料理、そして畑で採れた野菜を使った歴史ある宿坊の伝統料理を体験。歴史と伝統に根差した豊かな食文化を通して、緑豊かな多摩の奥深い魅力を紐解く。
3 八丈島の豊かな食文化を体感
羽田空港から約1時間、海あり山ありの自然の宝庫である八丈島。酪農、漁業、くさや、焼酎、そして郷土料理を通して、島特有の食文化とそこで暮らす人々の歴史や伝統への想いに触れる。
都市と自然が共存する東京ならではの多彩な食文化と、地域に根ざした取組を国内外に向けたメディアにて紹介しました。
◇参加者 (ツアー実施順)
きじまりゅうた氏をはじめとした食の専門家や東京観光大使の方々に協力をいただきました。
ファシリテーター 料理研究家
きじま りゅうた氏
東京生まれの料理研究家。豊富なアイデアとユーザーの目線に立った家庭料理のレシピはもちろん、軽快なトークも人気。都市農業にも関心が高く、NHKの番組では、東京の都市農業をクローズアップする「きじまりゅうたの都市農業×TOKYO」のコーナーを担当。
野菜をつくるアナウンサー:ベジアナ
小谷 あゆみ氏
ニュース番組のグルメリポーターや、畜産番組のリポーターとして全国の食の生産者を取材。また、野菜をつくる「ベジアナ」として農ある暮らしの豊かさをブログで発信。全国の農業・農村を取材し、メディアに執筆。「世界農業遺産カレンダー」を日本農業新聞より発売中。
東京観光大使/HAL YAMASHITA東京 オーナーシェフ/慶應義塾大学大学院特任教授
山下 春幸氏
世界各国で修業を積み、独自の視点、料理技術を用いて、伝統的な日本のスタイルに斬新な食材の組み合わせを取り入れた料理は「新和食」と呼ばれる。2010年シンガポール、2012アラブ首長国連邦にて世界グルメサミットに日本代表として出場し、2010年には「その年の最も優れたシェフ」として称された。
フードジャーナリスト/(社)日本飲食団体連合会理事
里井 真由美氏
15の食資格を有し、食・食文化の専門家としてテレビ、雑誌、ラジオ、webなどメディアを中心に活動し、世界・日本国内で年間1000軒以上は食べ歩く。ホテルやデパ地下グルメスイーツ、お取り寄せ品にも精通し幅広い知識を持つ。農林水産省食料・農業・農村政策審議会委員なども務める。
◇メディア
国内:RETRIP
海外:Tokyo Weekender
公式WEBサイトにて東京ならではのガストロノミーツーリズムの魅力に関する情報を発信していきます。
東京都 公式WEBサイト
https://tokyotokyo-delicious-museum.jp/portal/tokyo-gastronomy-tourism/