練馬区役所で1月23日、ペット防災講演会「災害が起こったら、うちの猫はどうしよう」が開かれた。
ペットの「猫」をテーマに、災害などで自宅に住めない状況になったことを想定し、飼い主としての行動や事前の準備についてレクチャーする同イベント。
当日は約150人が参加。災害現場での動物救護やペットとの同行避難の普及に力を入れている全国緊急災害時動物救護本部の常務理事・﨑田克康さんが、災害時に備えたペットフードの備蓄などの日頃の準備や、避難所での過ごし方のポイントについて講演した。
2匹の猫を飼っている深澤昌代さんは「災害時に飼い猫が迷子になってしまうなど、ひとごとではないと思って参加した。普段から水やドライフードなどの準備をしていたが、それだけでは足らないことが分かった。今日の講演を参考に改善したい」と話した。
区は災害発生時、自宅が危険であればペットと共に避難所に「同行避難」をするとしており、今後も災害時のペット対策について普及啓発や対策を進めていく。これまでドッグトレーナーによる「犬のしつけ教室」などを行っている。