としまえん(練馬区向山3)で5月20日、コスプレイベント「JCF(ジャパンコスプレフェスティバル)」が開催され、ご当地ヒーローが防災啓発グリーティングを行った。主催はJCF実行委員会。
東日本大震災をきっかけに、子どもたちの防災に対する関心を高めることを目的にした同活動。「ヒーローだからこそできる防災活動で、子どもたちに直接伝えたい」と考えたのが、舞台などが無いグリーティングというスタイルだった。
今回参加したヒーローは、「ネクロマン」(ヒーロークロスライン・東京)、「白虎タイガー」(東北合神ミライガー・福島)、「イナバスター」「ザリガーニッシュ」(白兎跳神イナバスター・鳥取)。
当日は、握手会のほか「防災の心得」を印刷したヒーローシールを配布。用意した500枚のシールは全てなくなるほどの人気で、子どものリクエストで一緒に乗り物に乗る場面も見られた。
「当初は心配もあったが、ふたを開けると、とにかくすごい人気。見たこともないはずのヒーローなのに、好奇心旺盛で子どもたちは集まってくれる」と同委員会の武田さん。「子どもたちにとって有名無名は関係なく、ヒーローと子どもたちとが自然に触れ合う中で、防災に対する関心を高めることが期待できる」と同活動の意義を訴える。
「次回はいつ行うの?」「新潟出身なので新潟のヒーローも呼んでほしい」と声を掛けられたが、「夏ごろを予定しているが次回は未定」という。現在は、参加者など個人の持ち出しで活動を行っており「活動を支援してくれる企業・個人・地域自治体の方は大歓迎」と協力を呼び掛ける。