西武鉄道が12月1日、マナーアップPR第2弾として「浮世絵」をモチーフにしたポスターを掲出する。

　「新鮮で分かりやすく、外国人の利用客にも興味を持ってもらうよう企画した」という同企画。今回のテーマは「車内の会話」。冬の忘年会・新年会シーズンで、車内の会話音量が気になるこの時期に利用者へ心遣いを呼び掛ける。テーマは日頃、利用者から寄せられた声と車内迷惑行為アンケート調査で上位に挙げられたものから選んだ。

　ポスターデザインは「浮世絵」をモチーフにし、宴会後の家路の途中、車内で大きな声で話をしている様子を、動物たちを使った「迷惑図」で表現している。「車内マナーに対する気づきにつなげ、快適な車内づくりを目指し制作した」と同社広報担当者。

　駅ポスター、中づりポスターは駅構内・車内に掲出するとともに、車内のデジタルサイネージなどには動画を順次掲出する。12月15日・16日、一部の駅では同社社員がマナー向上の呼び掛けを行うほか、啓発グッズ配布を予定する。