練馬区立石神井公園ふるさと文化館(練馬区石神井町5、TEL 03-3996-4060)で6月15日・16日、ホタルの鑑賞会「ホタルの夕べ」が開催された。
同館で飼育するゲンジボタルを近隣の方にも楽しんでもらおうと始まった同イベント。初日は天候にも恵まれ、開催直後から親子連れ約100人の行列ができた。2日間の来場者数は639人。
会場でホタルを鑑賞した親子は「光った」「きれいだね」などと感嘆の声を上げていた。当日は、飼育を担当するホタル研究家の名児耶德秀(なごやとくひで)さんが解説を行い、ゲンジボタルの生体について説明した。
「2日目は雨になってしまったが、意外にもホタルたちは初日よりも元気に光を放ち、来館者の方にも喜んでいただけたようだった」と同館広報担当者。
ゲンジボタルの飼育は1984(昭和59)年、名児耶さんが許可を得て石神井図書館(石神井台 1)の地階にあった練馬区郷土資料室で始めた。2010年、同館開館に伴い資料室は閉館となったため、飼育も同館へ移行して続けられている。現在、毎年約100匹のホタルを飼育している。