練馬区は7月1日、同区公式アニメキャラクター「ねり丸」の公式ツイッター(@nerimaru_nerima)による情報発信を開始した。
同ツイッターでは、同区のアニメ関連情報や「ねり丸」イベント出演情報のほか、日常的な内容も「ねり丸」自身によってつぶやかれる予定で、語尾に「ねり」と付けて喋(しゃべ)るのが特徴。「23区で公式キャラクター本人がつぶやくツイッターは初」(同区)と説明する。
開設2日目には、「みんな気づいてると思うけど、ボク、じつは練馬大根ねりよ。…言っちゃった(〃ノωノ)」(原文ママ)とつぶやくと、「衝撃の告白(笑)」「マシュマロかとおもってました」(同)など、さまざまな反応が続いた。
同区は、日本初のカラー長編アニメーション映画「白蛇伝」(1958年)や30分連続テレビアニメ「鉄腕アトム」(1963年)が制作された日本アニメ発祥の地として知られ、アニメ関連企業の最大の集積地であることから、「アニメのまち 練馬区」を区内外にPRしている。ツイッターではキャラクターの持つ親近感を生かし、身近に感じる情報を発信することが狙い。
「ねり丸」は、昨年3月、練馬アニメーション協議会の会員企業が制作したキャラクターデザイン9作品の中から選定委員会で3候補を選定し、区民のアンケート投票により同区の公式アニメキャラクターに決定した。デザインは、「練馬大根」と、区の名前の「馬」をイメージ。名前は練馬の「ねり」と、愛らしく丸みのある容姿から名付けられたもので、公募により決定した。同区が発行する冊子やポスターなどさまざまな媒体に登場し、イベントにも多数出演、グッズも発売されるなど、着実に人気が高まってきている。