西武池袋線の練馬高野台駅1番ホームで10月16日、ホームドアの稼働が始まった。

　ホームドアの整備は、駅などのバリアフリー化のため運賃に上乗せされている「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用するほか練馬区も助成。2番ホームもホームドアの設置をしており調整後に稼働させる。同駅隣の石神井公園駅でも11月から来年2月にかけて全ホームで設置作業を実施する。

　現在、西武鉄道で練馬高野台以外にホームドアが設置されている駅は池袋駅（2～6番ホーム）、練馬駅、西武新宿駅、高田馬場駅、国分寺駅、所沢駅の6駅。2030年度までには28駅としたい考え。設置する順番について、同社では「運転本数、乗降人員、乗り換え駅、障害者の利用者数などを総合的に判断している」と説明する。

　今後のバリアフリー化として、点字で示した案内図や改札などで音を鳴らして位置を知らせる設備、遅延や運休などを画面で表示する設備、スロープや列車内のフリースペースなどの整備も予定している。