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西武鉄道、ロッカーでフードロス削減へ 練馬区内2駅でもサービス開始

西武池袋線・石神井公園駅のスマートロッカー「BOPISTA(ボピスタ)」

西武池袋線・石神井公園駅のスマートロッカー「BOPISTA(ボピスタ)」

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 西武池袋線の練馬駅・石神井公園駅のスマートロッカー「BOPISTA(ボピスタ)」が10月21日、フードシェアリングサービス「TABETE(タベテ)」で扱う商品の受け取りサービスを始めた。

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 西武鉄道の45駅にあるボピスタは、ネットで注文した商品を指定のロッカーで受け取りができるサービス。練馬区内で同ロッカーを設置しているのは西武池袋線の練馬駅・石神井公園駅の2駅。いずれも冷蔵機能を備え、11店から総菜や野菜、スイーツなどを購入できる。商品の配送やロッカーの管理はSPACER(中央区)が手がける。

 TABETEは、アプリを通してパン・ケーキ店、ホテル、スーパー、飲食店などで「フードロス」になりそうな食品と利用者をマッチングし購買につなげるサービス。運営はコークッキング(埼玉県東松山市)。同サービスは、商品は店頭での受け渡しが主流となっており、閉店後は受け渡しができず取り扱いできる店舗が限られていたが、BOPISTAと連携することで時間と場所に縛られずに受け取りができるようになる。

 コークッキング取締役の篠田沙織さんは「スマートロッカーを使うことで、店側は閉店後や駅から離れた場所でもTABETEに出品し食品ロスを回避できる。利用者にとっても、来店することなく閉店後も指定の駅で受け取ることができる」とそれぞれのメリットについて話す。BOPISTAを使ったサービス拡充と、フードロス削減の貢献が西武鉄道のメリットにもつながる。

 現在、ロッカー受け取りで注文ができるのは、TABETE「レスキュー直売所」(池袋駅)の商品のみだが、「今後、大手チェーン店や有名店など多くのTABETE加盟店からも注文ができるようにしたい」(篠田さん)と説明する。

 利用はTABETEアプリから注文し、受け取るロッカーを指定する。利用料220円(決済ごと)。

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