
啓発イベント「盲導犬(アイメイト)って知ってる?」が4月17日、練馬区役所本庁舎1階アトリウムで始まった。主催はアイメイト協会(練馬区関町5)。
今年で8回目となる同イベント。アイメイトが視覚障害者の社会参加や日常生活を支える不可欠な存在であることや、街を自由に歩けるようになるにはさまざまな訓練が必要なことを周知することが狙い。
会場では、パネル展示やアイマスクをつけてアイメイトとフロアを歩く体験を行う。同協会の大橋徹常務理事は「いまだに入店拒否の事例がある。啓発活動を通じて、共生社会の実現に一歩でも近づけたい。視覚障害者とアイメイトがパートナーとして共に生きる、そうした選択を尊重し助け合える社会であってほしい」と話す。
練馬区はアイメイト発祥の地とされており、区も同イベントの会場提供や日頃の実践訓練の場として区役所庁舎を提供するほか、区報で同協会の記事を掲載するなど協力している。この日、アイメイトとの歩行を体験した前川燿男区長は「視覚障害者の皆さんが、住み慣れた地域で生き生きと暮らし続けられる社会をつくりたい」と話す。
開催時間9時~16時。アイメイトとの体験歩行は15時まで。4月19日まで。