ちひろ美術館・東京(練馬区下石神井4、TEL 03-3995-0612)が9月1日より、開館35周年を記念して1997年生まれの人を対象に特製ポストカードを進呈する。
いわさきちひろが最後の22年間を過ごし、数々の作品を生み出した自宅兼アトリエ跡にある同館。ちひろの死後「ぜひ原画の見られる場所を」とたくさんの声が寄せられ、ちひろの死から3年後の1977(昭和52)年9月、世界初の絵本専門美術館「いわさきちひろ絵本美術館」として誕生した。
2002年9月には、公開スペースを大幅に増やし、全館バリアフリーの建物に改築。ちひろ愛用のソファに座って絵を見ることができる展示室、より忠実に復元されたアトリエ、ちひろが愛し育てた草花や樹木が植えられた「ちひろの庭」など、ちひろを身近に感じながら、ちひろの作品や世界の絵本画家の作品を楽しむことができる。
特製ポストカードは非売品で、ちひろの言葉入り。入館時に1977(昭和52)年生まれを証明できるものを提示する必要がある。期間は同30日までで、無くなり次第終了となる。開館記念日(9月9日)に来館した人にも同ポストカードを進呈するという。
関連イベントとして同8日、同館を設計した建築家・内藤廣さんを招き講演会を開く。料金は1,600円(入館料込み)。事前申し込みが必要。