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石神井台で自衛消防訓練審査会-日頃の訓練成果を披露

自衛消防訓練審査会の様子

自衛消防訓練審査会の様子

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 石神井公園近くの日本銀行石神井運動場(石神井台1)で9月13日、石神井消防署による「自衛消防訓練審査会」が実施された。

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 企業や店舗など各事業所の防火・防災力の向上と防火管理者を中心とした自衛消防隊の組織的な活動技術の向上を図るために行うもので、毎年恒例となっている同審査会。当日は、32事業所から39隊(男子隊=21隊、女子隊=8隊、混成隊=10隊)が参加。

 内容は2人で協力してホースをボックスから取り出し、ホース延長、放水消火を行う「1号消火栓操法の部」と、1人でドラム状のホースを延長し放水消火を行う「2号消火栓操法の部」の2種。どちらも2人1組の隊編成で、建物内での火災発生を想定し、自動火災報知設備の作動、発見、初期消火、通報、避難誘導、屋内消火栓による消火活動、消防隊到着時の報告の流れで基本操法を実施。

 審査は正確さ・素早さ・規律性で判断し、審査の結果、「1号消火栓の部(男子・混成隊)」の優勝は「大泉郵便局」、準優勝は「慈雲堂内科病院Aチーム」、3位は「石神井郵便局」。「2号消火栓の部(男子・混成隊)」の優勝は「島村記念病院Aチーム」、準優勝は「オズ スタジオシティ」と「神石介護老人保健施設」(同率)、3位は「やすらぎの里 大泉」と「フローラ石神井公園Aチーム」(同率)。女子隊の部(1号、2号消火栓共通)の優勝は「島村記念病院Bチーム」、準優勝は「フローラ石神井公園Bチーム」、3位は「ヤマダ電機大泉学園店 家電館」が、それぞれ受賞した。

 「ほとんどの隊が僅差で素晴らしい成績だった。基本的な一連の行動がきちんとできていて、消防署としては心強い気持ちになった」と馬塲克久石神井消防署長。「東日本大震災以降、各事業所での自助・共助の必要性が叫ばれている。あの地震を体験し、いろいろな問題点について思い当たることが多々あると思う。防災計画を見直して十分に備えてほしい」と呼び掛けた。

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