大泉学園駅北口前の再開発エリア(練馬区東大泉1)で1月29日、「大泉学園駅北口地区第一種市街地再開発事業」の再開発ビル起工式が行われた。
式典では、近くの北野神社から宮司が工事の安全を祈念した神事を執り行った後、起工式が行われた。志村豊志郎区長、事業関係者らが参加しあいさつしたほか、鏡開きが行われた。
同事業は、これまでの駅前土地利用で老朽化した建物や未利用地が密集した駅前の土地利用として十分でない地区内の宅地を共同化することで高度利用を図るもの。再開発ビル、駅前広場、道路を一体的に整備し、駅前の歩行者・自動車のアクセス改善、乗り換えなどの交通結節機能の向上、地域全体の商業環境の活性化、良質な都市型住宅を供給、魅力ある駅前タウンを目指す。
再開発ビルは最高高さ99.80メートルで、地下2階、地上27階。低層棟と高層棟に分かれ、低層棟に商業店舗・銀行・公益施設、高層棟に住宅施設(168戸)、地下階には駐車場・駐輪場を計画しており、地球環境負荷低減や地域防災強化への貢献のほか、誰もが安全で安心して生活できるまちづくりにも配慮する。公共施設の整備として、駅北口東側に駅前広場を新たに設け、商業施設やバスターミナルなどをつなぐペデストリアンデッキの整備を予定する。
施工は清水建設、商業施設は西武プロパティーズ、住宅施設は野村不動産がそれぞれ担当する。完成は2015年3月を予定。