大泉学園ゆめりあホール(練馬区東大泉1)で2月10日、「照姫まつり」の公開オーディションが行われ、主役三役、照姫・豊島泰経(としまやすつね)・奥方役が決定した。主催は照姫まつり実行委員会。
この日は1次審査を通過した照姫候補13人、泰経候補5人、奥方候補8人が参加。照姫候補審査では、スピーチとダンス、歌、演技などそれぞれの特技を生かした自由演技のほか、着物パフォーマンスが行われ、3人による最終審査が行われた。
照姫役を勝ち取ったのは区内在住の高校2年生、来代ひよりさん。泰経役はユニークな演技で会場を沸かせた介護福祉士で、練馬イクメンパパプロジェクト(通称、ねりパパ)メンバーの清澤洋一さん。奥方役は、魅惑なダンスで注目を浴びたダンス講師の吉田恒子さん。
「ニュージーランドに1年間留学した際、日本の祭りの良さをうまく伝えることができず、もしも照姫役になれたら、照姫の視線から祭りの良さを伝えることができるのではと思い応募した。照姫祭りは毎年行っているので歴代の照姫に負けないくらいいい演技をしたい」(来代さん)、「いろんな方々が楽しい祭りにしたい。ねりパパオリジナルヒーロー『ネリマックス』は豊島泰経の魂が具現化したという設定なので、一緒に盛り上げていきたい」(清澤さん)、「練馬の良さを皆さんにお伝えするとともに、喜びや生きる楽しみなどをお伝えたい」(吉田さん)と、それぞれ抱負を述べた。
「今回も大変素晴らしい3人が決まった。審査は甲乙つけがたく主催者側としては大変うれしい。今年の祭りも盛大に開催したい」と杉浦邦彦委員長。
主役三役は初仕事として、舞台上から同祭りの成功を祈願して「えい、えい、おー」と勝ち鬨(とき)の声を上げ、オーディションを締めた。
同祭りは石神井公園で1988(昭和63)年から続く祭りで、区民が企画・参加して作られてきた。見どころは、豪華な衣装をまとった照姫やよろい姿の武者ら約100人が公園周辺を練り歩く時代行列。今年は4月28日、都立石神井公園とその周辺で開催予定。開催時間は10時~15時30分。