西武池袋線・石神井公園駅の西口改札が3月23日に開通し、同30日で1週間を迎える。
西口改札のほか、改札に接続する南北通路、北側には線路沿いに自転車歩行者専用道が完成し、同日から多くの利用者が見られた。最初の月曜となった25日は、通勤・通学時間帯も利用者の目立った混乱はなかった。普段から利用する男性は「線路沿いに自転車歩行者専用道ができたのがとても便利、今後もさらに便利になるみたいなのでいいですね」と話した。
開通日には、記念式典が開かれたほか、「石神井太鼓保存会 せんば太鼓」「中村囃子(はやし)連」によるステージ演奏、西武鉄道キャラクター「レイルくん」「スマイルちゃん」、練馬区公式アニメキャラクター「ねり丸」、練馬みどりの葉っぴい基金PRキャラクター「ぴいちゃん」による写真撮影会、練馬にちなんだ商品「ねりコレ」を扱う地元商店など18店による臨時出店が行われ、多くの人でにぎわった。
駅構内の階段の壁には、昨年7月、同駅で開催したイベント「石神井公園の池を描こう」で参加者が同公園の池をイメージして制作したレリーフを公開。西口改札前の工事中の壁面には、同駅の移り変わりを見ることができる写真を展示し、昔の駅の様子を懐かしんで足を止める人も多く見られた。
今後も同駅を中心とした「魅力的なまちづくり」を実現することを目的に開発が進められ、本年度中にスーパーマーケット、店舗、店舗上駐輪場などを開発。以降、子育て支援サービスや、さらなる店舗数の拡大、賃貸住宅整備などを予定する。